GP2は最近インドを視察し、研究チームのメンバーは、コルカタで開催された第8回アジアおよびオセアニアパーキンソン病および運動障害会議(AOPMC)に参加、さらに現地視察を行い、GP2の共同研究者および地域の研修生との有意義な交流をしました。さらに、インド初の対面トレーニングワークショップを実施し、アジア各地の医師と会い、以下のような様々な交流をしました。
GP2 バイオインフォマティクストレーニングワークショップ
GP2の焦点は、重要な科学的成果に加え、パーキンソン病(PD)遺伝学研究のための研究能力を世界的に構築することです。私たちの目標は、地域の能力を構築、そして拡大するトレーニング機会を設定することです。この目標を支援するため、インド、キルギスタン、マレーシア、バングラデシュの12人の臨床医、科学者、研究者が、3月16日にコルカタで開催されたGP2バイオインフォマティクストレーニングワークショップにMDSAOPMCとともに参加しました。このワークショップは、Mary Makarious氏とMaría Teresa Periñán Tocino氏によって開催されました。
ここでは、あらゆるレベルの経験とキャリアステージを対象に開かれており、GP2の目標の概要、既存のトレーニング資料、ローデータおよび補完された遺伝子型データ、臨床データの調査を提供しました。ワークショップではさらに、研究者にデータ分析スキル習得の機会を提供しました。GP2などのクラウド管理データとのインタラクションを可能にする分析プラットフォームであるTerraプラットフォームも紹介されました。参加者はJupyter ノートブックを使用して、データへのアクセス、アップロード、管理、実用的でインタラクティブな分析の実行方法を学びました。
GP2 & LUX-GIANT昼食会
翌日、Manu Sharma氏とAsha Kishore氏率いるLUX-GIANTコンソーシアムと、Alastair Noyce氏、Huw Morris氏、Brian Fiske氏、Justin Solle氏を含むGP2チームとのランチミーティングが開催されました。 インド全土から30人以上の参加者が集まり、グループはLUX-GIANTの拡大段階、そしてGP2がパーキンソン病スペクトルの根底にある生物学をグローバルな文脈で再定義する準備ができていることを学ぶ機会を得ました。GP2結果還元ワークショップまた、 Ai Huey Tan and氏とKishore Kumar氏率いるGP2結果還元ワークショップにはアジア10カ国以上から約20名が参加しました。患者さんへの結果還元(RoR)について、募集活動を強化し、これらの地域で議論を促進するために何ができるかについて意見を募りました。研究結果の還元が全くないレベルから、臨床に関する所見の完全な還元まで、既存のアプローチの範囲と、地域ごとに異なる優先順位について議論しました。遺伝子検査に関する治験責任医師の経験、遺伝カウンセラー・臨床認定された検査へのアクセス可などの点でばらつきがありました。RoRに対する画一的なアプローチは機能しない可能性があり、地域の多様性に対応する必要性が浮き彫りになりました。
GP2のMDS AOPMCスタンド
GP2は3月18日と19日、MDS AOPMCで非営利スタンドを開催しました。GP2に提出できるサンプルにアクセスできる可能性のある臨床医や、今後のトレーニングの機会に関心のある研修生と、有意義な交流を持つことができました。対面でお会いし、将来の計画と私たちの仕事の貢献について話し合う事ができて素晴らしかったです。
GP2・MJFF現地視察
マイケル・J・フォックス財団(MJFF)の代表であるBrian Fiske氏とJustin Solle氏は、当初MJFFが支援し、現在はGP2の重要なパートナーであるLUX-GIANTコホートの協力者と会うために、インド国内を旅行しました。Kochi’s Aster MedCityのAsha Kishore博士、そしてデリーのAll India Institute of Medical SciencesのRoopa Rajan博士と同僚の方とお会いしてチームメンバーと直接話をし、進行中の研究活動について聞き、PD遺伝学の世界的な関連性を高めるという共通の使命を前進させるために、インドの研究者から見た課題と機会について学ぶことができました。
まとめ
このGP2視察は、地域の協力者や研修生と有意義な交流を築く絶好の機会でした。これが地域の能力を拡大し、PD遺伝学の理解に変革的な影響を与えるため、地域主導の変化につながることにを願っています。